メルセデス・ベンツの歴史2

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1926年に合併し誕生したダイムラー・ベンツ。ブランド名に採用されたメルセデスという名前は、1900年にダイムラーが発売した名車ダイムラー35PSに付けられていたものから採用された。当時、ダイムラーのディーラーをしていたイエリネクという人物が、オーストリア・ハンガリー、フランス、ベルギー、アメリカでの販売を引き受けるにあたって、ダイムラーという硬い名前ではなく、自分の娘の名メルセデスを付けて販売したと言われている。

この合併の背景には、第一次世界大戦でのドイツの敗戦という社会的な事情がある。合併前は軍需産業を担い拡大していた両社は大規模なリストラを余儀なくされ、敗戦に伴う巨額な賠償金と戦勝国に抑圧されたドイツ国内の経済は不安定を極め、自動車に対する需要も小型車やトラックに集中。この厳しい経営状況の中で生き残りを図るために両社が接近し、ダイムラー・ベンツが生まれた。いまや栄光の象徴のように言われるスリーポインテッド・スターのエンブレムの、メルセデスのスリーポインテッド・スターとベンツの月桂樹の葉を組み合わせた現在のものとなった。

その後、1930年代には様々なスポーツモデルを開発、数々のツーリングカーレースを制して、多数の優勝を飾り揺るぎない知名度を築いていった。また、モータリゼーションを見越して量産型の小型大衆車を投入するなど、ラインナップの近代化に取り組んだ。その栄光の背景には、1933年から政権を掌握したナチス・ドイツによる国民車の開発と国際レースの勝利へのこだわりという国策があった。

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