メルセデス・ベンツの歴史3

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第2次世界大戦でのドイツの敗戦の後、ダイムラー・ベンツは1946年から乗用車の生産を再開。戦後の混乱から抜け出し始めた1950年代には中型モデルの生産も再開、戦後からわずか6年後の1951年に発表されたフラッグシップモデル300系のプレステージ性により高級車メーカーとして再び認知され、国内外の国家元首や大企業の重役の専用車として徴用されようになった。

同様に戦後にメルセデス・ベンツの名を多くの人に知らしめた車に300SLという名車がある。ガルウィング(カモメの羽)という愛称が示すように跳ね上げ式の独特のドアを持ち、マルチチューブラー・スペースフレームと呼ばれた特徴的なシャシー構造により軽量化と高剛性を実現。1952年のレースをほぼ総なめにして圧倒的な高性能を見せつけ、かつての栄光を取り戻した。現在のメルセデス・ベンツのロードスターは、この300SLの血統を引き継いでいる。

また、世界に先駆けた安全性への取り組みもまた、メルセデス・ベンツの名を世界に通用させるものとなった原動力の一つである。1950年代初頭のモデルではすでにキャビン部分のシャシーとボディを強固にし、その前後が逆に自ら潰れることで衝撃を吸収するという構造を導入。1960年代後半から自動車が大型化・高速化するのとあわせて安全性への問いが社会的にも高まるのを背景に、メルセデス・ベンツは1930年代から培った安全性の研究の成果を実用化。その後も現在に至るまで、安全への追及はメルセデス・ベンツの哲学として貫かれている。

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